会長あいさつ

  平素は、琉球台湾婦人会の運営や活動に対し、日頃より格別のご高配を賜り、厚く感謝申し上げます。
  琉球台湾婦人会はおかげさまで、創立20周年の節目を迎えることができました。これも、ひとえに皆さまに支えていただいたおかげだと心から感謝申し上げます。

  私達はこれまで、沖縄と台湾の文化交流と友好の輪を広げるために、主に歌や踊りを通じて活動してまいりました。
  この20年間を振り返りますと、国際交流や地域活動・ボランティア活動の分野で精一杯の活動を行い地域に貢献できたと自負しております。

  1999年には、第1回沖縄伝統空手道古武道世界大会にて、民俗舞踊を披露することで世界の人々と交流を深めることができました。同じ年に台湾が大地震に見舞われた際には、会員総出で街頭募金や「台湾地震救援チャリティーショー」を行いました。また、尚巴志倶楽部主宰「尚巴志ハーフマラソン in 南城市、中国、台湾、日本大交流会」、那覇マラソンなどで台湾ランナーと県民ランナーとの懇親交流会に参加し通訳や、会員による台湾先住民の踊りで交流会を盛り上げました。
  2001年からは毎年、沖縄と台湾の国際交流に貢献しているお母様方と沖縄芸能団を結成して、台湾の台北市松山区・台北市政府・桃園市・桃園県政府・ライオンズクラグ、桃園県表演芸術協会・桃園県婦女企業管理協会・中国青年救国団・台北市流行時尚芸術協会などが主催する「国際交流・模範母親表彰大会」に参加して、沖縄からの模範母親も台湾の模範母親と一緒に表彰しています。会場では琉球芸能、空手・古武道を披露し、沖縄の伝統文化の普及にも努めています。本会も2009年から、この台湾の素晴らしい伝統イベントを「琉球台湾模範母親表彰大会」と銘打って、沖縄でも独自に台湾の模範母親と沖縄の模範母親を表彰しています。この活動により台湾から多くの観光客が沖縄を訪れ、沖縄からも台湾を訪れる観光客が増えてきました。
  2001には、台湾花蓮県王慶豊知事、2002年台湾僑務委員会張富美委員長、2003年国民党連戦主席、2005年台北市馬英九市長(当時)ならびに在沖各界より数々の表彰・感謝を受けたことは、会員の方々の協力奉仕精神の賜物であり、本会にとって最高の喜びでございます。
  また2010年、本会の活動が台湾に認められ、沖縄交流団一行はそれ以降毎年、台湾総統府に招待され馬英九前大統領をはじめとした政府高官に謁見しています。昨年の祝賀会にも、中華民国の馬英九前大統領からの祝辞と、蔡英文現大統領の祝電を頂きました。

  最後に、弊会は沖縄と台湾の間に心の絆を毎年紡いで今年で20周年を迎えることとなりました。今後も相互の絆を紡ぐ担い手として邁進していく所存であります。その原動力となっているのは、日頃から本会の活動に賛同し、物心両面で支えて下さっている皆さまのご指導ご鞭撻のおかげだと思っております。この場をお借りして皆さまに心より感謝申し上げます。
  引き続き、皆さまのご指導ご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

琉球台湾婦人会      
会長 川木アリス